胃カメラから一か月(結果とその後)
胃カメラの結果
胃カメラをしてから、大分日が経ってしまいました。
無事に胃カメラが終わった後、先生からは「問題ないよ。潰瘍もない。大丈夫!」と言われていたので少々安心していた。それに、肝臓のデキモノの方が心配で、胃は問題ないと思っていたのだ。「一週間位して結果が出るからね」と言われてクリニックを後にした。で、胃カメラをして丁度一週間後に本当に電話があって「先生がお話したいと言うので、ビデオミーティングを予約しましょう」と言われた。
検査は色々受けてきたけれど、手紙オンリーでの結果でないって何かヤバい事でもあった?でも、結果は電話で教えてくれないし、言われるがままに予約を取る事に。
電話が来たのは8月の上旬、なのに「9月のはじめに一つオープニングがあります」だって。そんなに待てない私は「もう少し早めのないですか?」と聞いたら10日後位にあいてた。最初からそう言ってくれw
電話を切った後、凄く気になって来た。
先生が話したいって電話くるってやっぱりいけないやつじゃない?でも、状態悪かったら一か月先の予約を入れようとするなんてないよね。先生と話すって「何もなかったですよ」だけじゃないよね?と負のループにはまってしまっていたら、夫が見かねて電話してくれた。
勿論結果は聞けないのは分かっているが、いつもはあまり押しの強くない夫が電話口で「結果を言えないのは分かってますが、緊急を要するものかどうかだけ、どうか教えて下さい。」と頼んでいる。いつも私が色んな事務処理をするが、こんな事を率先してやってくれたのは結婚して10年、はじめての事だ。結果、緊急ではないと言う事だけ教えてくれたらしい。少しだけホッとした。
それから二日後、郵送で結果がまず届けられた(なーんだ笑)。
見ると、ピロリ菌の除菌は成功、全体像は問題なし。けれども、一部慢性胃炎が悪化した腸上皮化生があるとの事。え、前がん状態になりうる?1年か2年に一度のフォローアップ?前がん状態になりうるのに2年も待ちたくない。どうせなら半年に一回くらいにしてほしい。
色々と調べてみると、前がん状態と書いてあるところも沢山ある。要するに、慢性胃炎ん➞萎縮性胃炎➞腸上皮化生となり、ここから更に数%に胃がんが発生すると言うのだ。
先生の結果では、前がん状態になるかも知れないと言う感じだったので、一体どのように捉えたら良いのかな。とりあえずあんまり安心しきれない。
先生とビデオミーティング(詳細を聞く)
ビデオミーティング当日、早朝にURLにアクセス。暫くして先生がMeeting roomに入って来た。やっぱり先生の顔を見ると落ち着く。
先生は至って楽観的だった。全体的には大丈夫だけど、粘膜の変化は1,2年に一回はチェックしよう。とりあえず、1年間オメプラゾールを毎日一錠のんで様子を見て、来年に胃カメラしてみよう、とのこと。先生の感じでは酷い状態ではなさそうだし安心した。
前回と同じように「胃もそうだけどね、君はパニック障害まず治そう。胃と脳は繋がっているから、主治医もそれをよく分かった人を選んで薬を出してもらいなさい。」と仰っていた。
ここ4年位ずっと精神障害で悩んでいるけれども、アメリカの先生で「自律神経失調症」の症状を把握する先生は皆無。3か月位前に鍼の先生に「交感神経と副交感神経が・・・」と説明をうけて「あ、自律神経失調症の事を言っているんだ!でも英語だと名前がないんだ!!」とビックリしたのが、20年以上ここに住んではじめての自律神経失調症との遭遇だった。
でも、この消化器の先生はちゃんと理解してくれていた。だから凄く嬉しかったし、信頼出来る先生だと確信した。出来たらこの先生に主治医になって頂きたいくらいw
先生とストレスレベルの話等1時間した後、処方して頂いた薬を貰いに行き、その日から飲み始めた。
結果不良
あれから一か月、薬はもうあと一錠で終わる。
けど、結果的に前より酷い状態になっているw
胃カメラ前は確かに何か変だった。舌が白くなっていて(胃腸が悪いサイン!)口臭も気になりはじめていた。コロナで人と会わないのと、外に行ってもマスクをしているので良かったなんて思っていたほど。足をもんでも胃腸の場所が激痛だったので、胃に何か問題があるのでは?と薄々は思っていた所だった。でも、こんなにも胃に違和感はなかったのよ。胃酸過多を感じる事もなかったし、もうだるくて仕事する気にも家事をする気にもならない。
所が、ピロリを除菌して直ぐに口臭はなくなりはじめて、舌も以前より白くなくなってきた。今はたまに綺麗なピンクになったり白くなったり日々変化はあるが、胃の粘膜は日々よくなっている気はする。
けどここ2週間位、胃の調子が激悪い。胃酸過多を抑えるための薬が全然効いていない。調べてみると、どうもこちらは結構強力な薬なようだ・・・が、効かない。胃もたれとか喉に胃酸が上がってくる感が凄い。特にこの数日間はアウトオブコントロールである。
西海岸で起っている山火事の影響で、私の住む地域も空が灰色だったり空気中に灰が飛んでいたり、外は歩けないし窓も開けられない状態。もしかしてその影響もあって胃腸の調子が悪いのかな?とも思っている。
でも定かではないので、早速消化器のクリニックに電話して薬が効いていない事を伝えた。まだ看護師さんからの電話がないのだけれども、一体どのようなアドバイスを頂けるのかまたこちらでご紹介したいと思う。
がんと病気恐怖症の私としては、この状況はかなりキツイ。もしかして見落としあった?スキルスだったら分からないのでは?胃腸が悪いのはすい臓では?でもMRIでは上腹部は問題ないって結果が出ているし・・・足をもむと小腸の所が凄く痛くて、じゃあ実はここが問題?
とノート一ページ分くらいのネガティブ思考が浮かんでくる。
ピロリ菌除菌後は2か月位症状が悪化することがあると言う。私の場合はどんなケースだか分からないが、兎に角この薬は効いていない事だけはよく分かった。
アメリカで人生初の胃カメラは、病院の神対応で無事終えました
はじめに・・・ありがとうございました。
前回は、私の人生で経験した別れとトラウマを沢山書き出してしまいました。世の中には苦しみを背負った方々が大勢いらっしゃるのに、それには比べ物にならないであろう私の心の中に渦巻く恐怖心を吐き出したりして、それにお付き合いくださった方、本当にありがとうございます。投稿を書いた後、少し心の整理が出来ました。
アメリカで人生はじめての胃カメラ体験を明日に控えた心境 - アメリカ発:Que Será, Será
病院へ着くまでに緊張マックス!
検査当日の午前12時から絶食。リキッドダイエットのみ可能で、水、クリアスープ、スプライトや7アップ、ゼリー、コーヒー紅茶(砂糖可)、グミやハードキャンディーは検査の3時間前まで食べることが出来た。ソーダやグミとは、いかにもアメリカン。
夫の運転で余裕を持って家を出て、20分程で着いた場所はメディカルビルディング。普通のビルの中に専門医が幾つも入っていて、大病院のように大きく構えていないし、個人経営のようなアットホームな感じでもなく閑散としている。
先生のオフィスに着くと受付の男性が一人。誰もいない待合室で、心に集中して不安を少しでも取り除く努力をした。昨夜は絶食前で食べすぎたからか、朝から珍しく胃がチクチクする事があって、もしかして胃に異常が見つかるかも知れないとか、脳内に作り出された真っ暗闇のネガティブトンネルは深くなるばかり。
麻酔話に花が咲く
名前を呼ばれて中に入り、案内された個室手洗いに入ると、ガウンと靴下が用意されていた。シャツだけ脱いで下着はつけたまま、ガウンの背が開くように着る。靴下は滑り止め付きで、検査後にフラフラしても転ばないようにするための配慮かな。
着替えてカーテンで仕切られたスペースのベッドに横たわると、カーテン越しに患者さんが寝ているのが見えた。私もあんな風に寝るのかな、と考えているうちに、さっきと違う看護師さんが検査前のチェックに来てくれた。カラフルなヘアキャップからちらりと見える髪の色は、薄ピンクで可愛い(以下ピンクさん)。
ピンクさんは対応がドライで、私の不安を知ったら面倒だと思うのではないかと思っていた。質問に答えながら、麻酔が怖い事やパニックの事、最近の薬疹の事を事細かに説明していると、彼女の態度は一転してフレンドリーになった。「今日の薬は大丈夫。私もここで3回胃カメラしたけど、スッと寝れてスッと起きれるの。家にこの薬持って帰りたい位。あなたもきっとそう思うわ!」と言う感じで、気づくと一緒になって笑っていた。副作用はどんな薬にもあるけど、これは深く寝ている所起きる事で疲労が出るから、検査後はしっかり休むよう言われた。検査中は麻酔科の先生がつきっきりで、酸素とバイタルチェックをしてくれるそう。胃カメラの検査なのにすごいことになってる!
それから暫くピンクさんと話していたら緊張も解けてきたけど、どうしても最後の不安の欠片が引っ掛かったまま。
そこへ、麻酔科の先生が顔を見せにきてくれ、会話を交わした。
「具体的にどんな事が心配?」
「うーん、起きないんじゃないかとか?副作用とか。」
「大丈夫。この麻酔は検査用で、赤ちゃんにも使えるわ。検査は10分程度だし、直ぐに目が覚める。ここに来るのは70代か80代が多いけど、彼らも全く問題ないし、あなたはまだ若くて健康だから尚更大丈夫。私はこの仕事を20年しているけど、麻酔事故は見た事ないわ。安心して。」
確かに、80代からしたら私はまだ若いけど・・・こちらのじっちゃんばっちゃんって、日曜日の教会の後にデカ盛りパンケーキにバターとメープルシロップをたっぷり、サイドにはハッシュブラウンと卵とベーコンをペロリと食べちゃう胃腸の元気な方も多いし、私よりよっぽどバイタリティーに溢れている。見ているとこちらが元気になってくるような、エネルギーに溢れる方を過去に沢山見てきた。
それにしても、胃カメラや大腸カメラを受けるこの施設の平均年齢が高くて驚く。
日本はピロリ菌感染者や胃がんのケースも多いし、検査も積極的にしてくれるので、その違いは大きいのでしょう。勿論、医療費の差も!
アメリカで精密検査を受けるには、クリニックに行って診断してもらい、専門医の情報を貰い連絡する所からはじまる。その時点で紹介状が届いていない場合もw耳鼻科に行くことすらハードルが高いので、蓄膿症だとか副鼻腔炎だとかで直接耳鼻科に行くことは出来ない。
胃カメラなどは、保険でカバーされても数百ドルはかかるし、保険がなかったら何千ドルの世界。日本だったら、人間ドックに行って一通り検査が出来る。保険料はカバレッジが良い物は当然だが、一般的にも高く、保険を持てない方が大勢いる。アメリカの医療問題は根深い。
話は大きくそれてしまったけれど、看護師さんとの会話は私にとっての大きな救いだった。「赤ちゃんにも使用できる」と聞いて恐怖が薄らいだ頃、ストレッチャーに乗せられたまま検査室へ。
あっという間に目が覚める
手術室のような検査室のど真ん中にストレッチャーは置かれた。口にカメラを通すためのマウスピースを入れられた後、酸素マスクもつける。左側を向いて横になると、麻酔科の先生が「少しガスを出すね。皆んな効き具合が違うからチェックするわよ。」と言って作業が始まる。名前を答えるのに呂律が回らなくて、壁に掛かっている時計を確認しようと目を向けても目線が追いつかない。誕生日を聞かれて答えた後、記憶がなくなった。
目が覚めると、さっきと違う場所にいた。どれだけの間眠っていたんだろう。看護師さんに「アップルジュースと水どちらにする?」と聞かれて、アップルジュースと答えると「先生が来る前に持ってくるわね。」と言って去って行った。お腹が空いていたのでジュースを心待ちにしていると、先生が入ってきた。
胃は綺麗だったと聞き、私は安心すると共に拍子抜けした。「胃潰瘍もないんですか?」と聞くと「胃潰瘍も何もなかった」と返ってきた。ここ数ヶ月の胃もたれや、心因性嘔吐で何時間も吐き続けたりしたのに、やっぱり脳の信号のせい?ピロリ菌は1週間位で分かるけど、陽性だったとしても、今度は違う薬で薬疹が出ないようにするから大丈夫だよ、と教えてくれた。勿論、陰性である事が一番の良いのだけど。
ポジティブな経験として伝えたい
目が覚めて直ぐに何か質問があるか聞かれたので、この後直ぐに飲食をして良いか尋ねると、アルコール以外は何でも良いと返ってきた。コーヒーも大丈夫らしい。
帰りは看護師さんが玄関まで来てくれた。彼女が「どうだった?楽だったでしょ?」と聞いてくるので「凄く楽で驚いたわ。日本だと胃カメラは大変だと聞くし、麻酔で眠らない所も多いみたい。」と言うと、信じられないと言う様子で「眠らないで胃カメラなんて絶対嫌。無理無理!」と笑っていた。
不安を解消してもらえて本当に有り難かったとお礼を伝え、迎えの車へ戻った。後日、サービスはどうだったかアンケートが来たので、その時にも「今まで見てきた病院のクルーの中で最高だった!」とまたもやお礼を書いた。感謝をどれだけ伝えても伝えきれない程のサポートを頂いた。
検査の帰りは、5ヶ月ぶりにスタバへ寄った。今はドライブスルーオンリー。勇気も機会もなかったので行っていなかったけど、久々のラテは美味しい。
検査前に読んだブログ等の麻酔に関する情報は、ネガティブな物が多く恐ろしい副作用を覚悟していた。幸い、私は目が覚めてからの事は全て覚えていて、その日は軽い頭痛と疲労感があったけれど、吐いたり酷い眠気とは縁なく一日を終えた。次の日は少し頭が重かったものの、午後には消えてなくなった。喉は少しカリカリとした違和感を感じたが、説明書に書いてあった通り、2日後には消えていた。
記憶はあるとはいえ判断力が鈍っているので、車の運転や仕事すら出来ない。大事な契約や約束事は後で後悔するのでやめましょう笑。エスコートは必須。病院側から情報を求められ、検査が終わると電話で連絡を取ってくれます。
そう言えば、検査後に頼んだアップルジュースは飲む事なく帰ってきた。記憶はあるのに、それに気づいたのはその日寝る前笑。目が覚めてから会話は出来るけれども、いつもよりも忘れ易いかも知れない。或いは、一生懸命覚えておこうと意識しないと、ふと忘れてしまう。
もう一つMRIの検査があるけれど、そちらも無事済みますように。
アメリカで人生はじめての胃カメラ体験を明日に控えた心境
病気と死への恐怖のはじまり
私の記憶を遡ると、3歳の頃の祖母のお葬式に辿り着きます。冷たくなって横たわる大好きだった祖母を見て「死」を理解したあの日、人には必ず訪れる「死」が、幼い潜在意識に強烈に刻まれたのです。死んだら何処に行くの?死ぬのは痛いの?死ぬのは怖い。会えなくなっちゃう。幼いながらに毎日毎日一生懸命考えました。
通っていたカトリックの幼稚園でお祈りを習うと、大学を卒業するまで毎日祈りました。そして、中学生のある時まで、毎晩こう唱えてから十字を切りました。
「パパとママと妹が私より先に死にませんように。
世界中の皆が幸せで安心して過ごせますように。
死にませんように。」
中学になると、親友や妹を相次いで亡くし、高校になると毎年喪中が続きました。
小学生の時小児がんで亡くなった妹の死は、私の「がん恐怖症」の引き金になりました。
祈りは続けましたが、もう誰かが先に死にませんようにと祈るのはやめました。
あれから何十年、一日たりとも「死」を考えなかった日はありません。ベッドに入ると必ず「死」について考えます。考える事によって、どうにか理解しようとしている自分がいます。それだからか、私はオカルトやスピリチュアリティにとても強く惹かれます。死を考える事が多いからこそ、自然な流れなのかも知れません。
40代に入りパニック障害になる
病気への恐怖があるとはいえ、40代に入るまでかなり体力のある方でした。
アメリカで35歳まで学生として過ごしましたが、生涯で一番勉強したし、専門の楽器も人生で一番練習しました。大学院へ行く前から、楽器の練習は6時間から12時間毎日しましたし、その前後で宿題をしたり飲みに行ったり、二日間位寝ていなくても、一晩寝たらケロッとしていました。一年に一度は風邪で1週間位寝込むのですが、それ以外はどんな不摂生をしても何でもなかった。
でも、ある事がきっかけで体に大きな異変が起こったのです。
40代に入って直ぐ、アメリカの弟と15年間慕っていた親友が、ある事件*1に巻き込まれ命を奪われました。犯人を知っているのは、私と他州に住む友人二人だけ。私は友人を失ったショックと共に、犯人が口封じに来るのではないかと恐怖で眠れなくなりました。警察に全て話しましたが、身の安全確保までしてくれません。睡眠障害になり、寝れば酷い寝汗をかき、胃腸もおかしくなりました。毎週のように病院へ通いましたが、どんな検査も異常なし。
それから二か月、日本の妹から連絡がきました。父にがんが見つかったのです。ステージ4、手術は不可能だと言われました。もってあと半年。
ショックのあまり私の体調はますます悪化し、更年期も重なりホルモン異常になってしまいました。待望の二人目妊娠も、二回の流産で終わりました。
自律神経とホルモンの異常は、最後にはパニック障害と言う形で私の中に留まり、今は大分よくなったとは言え、不安症になってから色々な事に消極的になってしまいました。
パニックの薬を飲んでぱにくる
不安症になり苦手になった物の一つは薬です。昔から薬は飲まない方でしたが、必要な時は普通に飲めました。今は薬を飲むと不安で動悸が起ります。
パニック発作で動悸を抑える薬を飲んだら、脈が落ち過ぎてパニックになり、パニックになっているのに脈が上がらない事に更にパニックになると言う悪循環。
体の状態を薬で変える、薬の成分が血液に流れ全身を巡る、また一度胃の中に入ったものは自分じゃ取り出せられないのが怖いのです。要するに、薬に限らず「自分では身の安全がコントロール出来ない状況」に陥るとパニックになります。
胃カメラよりも麻酔が怖い
今回、胃カメラとMRI検査をする事になってしまいました。
胆石と思って病院へ行ったら、肝臓に何かあるから念の為MRIに入りましょう。ピロリ菌がいるし、心因性嘔吐?GERD*2も?それなら胃カメラもしましょうと言う流れです。
消化器専門の先生とはコロナの影響もありビデオチャットでしたが、話し易くとても親身になって下さって心から安心出来ました。パニック障害の事を話したら「安心して!寝てる間にちゃちゃっと済んじゃうからね。心配いらないよ。」と、とても優しく答えて下さったけど・・・先生、私その「寝ちゃうのと、起きた後の副作用も怖いんですw」と何となく言い出せなかった。
私は人より体が小さく、パニックを発症してからはあらゆるものに敏感になってしまったので、強い麻酔は不安でしかないのです。
ピロリ菌除菌中薬疹が出たの巻 - アメリカ発:Que Será, Será
「アメリカ 胃カメラ 鎮静剤」で調べたら、思った通り「アメリカの鎮静剤は強い」と言う内容が沢山出てきました。日本だったら1、2時間でスッキリするようだけど、アメリカは2、3日ボーっとしてしまうような事も書いてあったし。70代のアメリカ人の義母が二年前に手術を受けた時、普段薬慣れしていない彼女は手術の時の麻酔が効き過ぎて、術後二日くらい吐きっぱなしで退院出来なかった話も思い出しました。そんな例もあるし、薬疹が出た時のエピソードでも書いたけど、アメリカの「スタンダード」はアジア人には強過ぎる場合があるので、自分にどれだけ影響があるのか今から不安です。
局部麻酔なら良いか?と言ったらそれも嫌だし、胃カメラはやりたくないか?と言ったら状況を知る為にしたいと思う。だから、明日は麻酔に対する不安や精神的な事をきちんと先生に伝えてから挑もう。怖いけど。
父の件の後日談、神様と妹は守ってくれてる
さて、先程父が余命宣告を受けた時の事を書きましたが、後日談があります。
あの時、妹と電話口で泣き合って、これからどうするか毎日のように話し合いました。母の事も心配だったし、父の状態がそんなに悪いなんて誰も思わなかった。健康診断は毎年受けているのに、いきなり肺がんのステージ4、骨にも転移が認められたのです。
父は検査結果を一人で聞きに行き、結果を聞いても動揺せず、私との電話でもとても落ち着いていました。一体どこからその冷静さが生まれるの?妹が亡くなってから仏教に目覚め、今でも毎晩のようにお経をあげているから?父のような人間に、私もいつかなれるだろうか?
検査結果が出てから二週間程経ち、父から一本の電話があった。すると、「誤診だってわかったんだ!ステージ2で手術も出来る。」私は、泣いて飛び上がって喜んだ。父も泣いていた。一番喜んでいた。やっぱり怖かったんだ。父が一番怖かったんだ。
それじゃあ、骨への転移は?
父はある日、骨への転移の位置、数年前にお風呂で尻もちついて傷めた所じゃないか?そう気づいて主治医に電話しようとしたら、同時に主治医からの留守電が入っていたそう。
「いつか腰やお尻を打った時はありませんか?もしそうならば、転移ではなくその傷だった可能性があります。」
その話を聞いて、もしかして、子供の頃のあの祈りは、神様に届いていたのではないかと思った。惜しくも妹は助からなかったけれども、神様も妹も、守ってくれてると確信したのでした。
明日は、妹がきっと守ってくれてると思って頑張ってきます。
ノンフライヤーで時短ローストポテト神レシピ
- エアフライヤーはマストアイテム
- ポテトラバーズ
- ポテト命になったきかっけの神レシピ
- ノンフライヤーで時短美味しいポテト神レシピ
- ノンフライヤーにだって欠点はある
- ノンフライヤーは全主婦の味方
- ダイエットや健康管理にも最適
- まとめ
エアフライヤーはマストアイテム
いきなりですが、エアフライヤーはマストアイテムです。一家に一台、絶対持っていて損はない!
その理由はここで述べているので、よかったらご覧ください。
この時のアイキャッチ画像もしっかりポテトですが、今日はそのポテトのお薦め調理法について語ろうと思います。
ちなみに、日本では「ノンフライヤー」と言いますが、アメリカだと「エアフライヤー(Air Fryer)」と言うんですね。どちらでも検索可能ですが、言葉って面白いですね~。
ポテトラバーズ
我が家は夫も子供もポテト命で、今までの私はちょっと冷めた目で見ていたのですが、今日ご紹介するレシピを覚えてからは、私も「ポテト命」になってしまいました。いや、美味しい。ポテト最高。家にポテトがなくなると、急いで買い足してしまう。
それまでは、あまり好きではなかったのです。
カレーにはじゃがいもは入れない(キッパリ)。シチューも出来ればじゃがいもは入れたくない。肉じゃがは自分では作らないし、じゃがりこも苦手。ポテチもそんなに好きではないです。
ポテト命になったきかっけの神レシピ
では一体、何がこの私を変えたのか・・・それはノンフライヤーで作るポテト神レシピ。
お野菜はローストするのが一番好きですが、オーブンで焼くと軽く1時間は掛かってしまう。ノンフライヤーだとその点凄く楽です。調理前に200度にセットして数分温めるだけで、その後の調理時間もかかりません。オーブンと比べると半分の時間です。
ノンフライヤーで時短美味しいポテト神レシピ
さて、まずご用意頂くのは以下の材料です。
ぶっちゃけポテトとオイルさえあれば出来ちゃうんですw
- ポテト(適量・食べ易い大きさと形に切る)
- オイル(我が家の定番はオリーブオイルですが、何でも可)
- 塩胡椒
- ガーリックパウダー(お好みで。家ではマスト!)
- スパイス(パプリカ、バジル、オレガノ、好きなスパイス何でも可)
まずノンフライヤーを温めます。その後の調理時間がグッと短縮されます。400Fは大体日本の200度で、3分~5分で十分です。
ポテトの切り方はお好みで。フライヤーのバケツに入れて十分調理出来る量ならばOK。適当に切って、オリーブオイルに絡ませ塩胡椒も。
ここでオイルと絡ませておくのは非常ーに大切です!
オイルに絡ませないとカリカリ感が出ず、あまり上手に焼けません。
ノンフライヤーで調理する際は、少量の油、少なくともオイルをスプレー位はするようにしてください。
次のお楽しみはスパイス!ちょっと辛めが良かったらチリパウダーやチポトレパウダーで辛味をつけても。
チポトレパウダーはハラペーニョポッパーを燻製したもので、チリパウダーとは違う味わい深い辛さがあります。少量でも辛いので、小さなお子さんのいるご家庭は大人用に後でふりかけるのが良いかな。チリコンカンに入れたりすると深みが増すのでちょい足しが好き。
メインディッシュを引き立てるためにシンプルに塩胡椒も大賛成ですが、楽しく鮮やかにと言う時は、パプリカの赤も色を添えてくれますし、オレガノやカレー粉も。スパイスは基本何を入れても美味しくなりますし、自分だけの味が作れるのも楽しいポイント。
オールパーパスはスパイスがブレンドされたもので、お野菜からお肉から何にでも使えるので一本あるととても便利。日本だと下のお写真のようなものです。
ポテトをオイルと塩胡椒、スパイスとよく絡めた後、温めておいたフライヤーにドバーっと入れます!
写真程の量でしたら、まず6分調理して様子を見ます。6分経ったら一度出してシャカシャカ振り、もうあと6分調理。その後はお好みの焼き加減で、2,3分を何回か繰り返してみてください。
今回はカリカリさせたかったので、3分ずつを3回繰り返しました。結果、こんな感じの仕上がり。
ノンフライヤーにだって欠点はある
時短で美味しく調理可能なんて夢のようですが、勿論欠点だってあります。
デカい
買う前に一つ気掛かりだったのは、置く場所です。アメリカのレビューを読んでいても、大きいから幅を取るなんてコメントがちらほら。アメリカの家は日本に比べると広いし、そんな環境でも「置き場がない!Too big!」と言うのだからかなり大きい。
我が家では、使う時だけカウンターに出してきて、それ以外は物置にしまってあります。
大きいサイズの方が便利・・・ジレンマ
最初の欠点がその大きさだったのですが、ここでジレンマの発生。作る量によっては、普通サイズだと小分けにしないと調理が出来ない場合があります。うちは家族3人ですが、もう一つ大きなサイズでも良かったと思っています。育ち盛りのお子さんがいるご家庭は、購入する際にサイズを考えた方がよいかも知れません。
洗うのはちょっと面倒
横着ですが、洗うのが少し面倒です。中の網は食洗器で洗っても構いませんが、バケツ部分は手洗いでないといけないので、鶏肉やステーキなど脂が沢山落ちている時はちょっと頑張って洗います。
ノンフライヤーは全主婦の味方
ノンフライヤーを購入してから2年程経ちますが、超ヘビロテで、しまっても直ぐに出してしまうので、一週間の半分以上はカウンターに置きっぱなしです。
良く作るものや、過去に作ったものは以下の通りです。
- ステーキ(焼き加減の調節が楽、美味しく仕上がるし余分な脂も落ちる)
- ハンバーグ(火が通りやすい)
- 唐揚げ(唐揚げ粉とオイルをまぶしておいて焼くだけで終了)
- ホットドッグ用ソーセージ(余分な脂も落ちてグ~)
- グリルドチーズサンドイッチ(アメリカの母の味、フライパンで焼くより美味しい)
- ローストポテト(神レシピ)
- ロースト野菜(お野菜だったらどれでも)
- 冷凍春巻きなどの冷凍食品系(カリっと仕上がる)
- 焼きドーナツ(はまる!)
- トルティーヤチップス(トルティーヤを切って焼くだけ。市販のより安くて旨い!)
アマゾンポイントを一部利用し200ドルちょっとで購入しましたが、余裕で元がとれています。フィリップスのが断然お薦めですが、今はかなりメジャーになってきたので、他のブランドでも高評価だったら買いです!
私のお薦めはこちら。
こちらはもう少しお値段がお安目ですが高評価です!しかも1000円オフとか嬉しい。
こちらは上のものと同じブランドですが、今なら2000円オフなのでお得なのと、アマゾンではベストセラーです。
ダイエットや健康管理にも最適
ダイエットや健康管理に気をつけている方にもお薦めです。例えばお肉を調理すると、オーマイガッ!!とびっくりする位脂が落ちます。フライパンでの調理では味わえない、これだけ脂しぼった!と言うあの満足感、同時に、フライパンで調理してたら、これだけの脂を自分の体で吸収しとったんか!と言う恐怖!!!これは、一度使ってみないと味わえない衝撃です。
まとめ
ノンフライヤーの購入を迷っていたら、思い切って購入してみては!?この情報がお役に立てれば嬉しいです。
今だからこそ宅配サービスのすゝめ(アメリカの宅配サービスImperfect Foodsの中身大公開!)
便利なミールキット配達サービス
アメリカには沢山のミールキットサービスがありますが、我が家でも過去に二社試しました。
きっかけは夫がヴィーガンになった事。仕事をしながら毎晩ヴィーガンと普通色の二種類を作るのが大変で、思い切ってミールキットに頼る事に。
ベジタリアン用にサインアップして、乳製品を使う場合は夫にはヴィーガン用を使用し、私と子供の分はお肉や魚介類を足すと言う方法で大分楽になりました。
毎週、3日分の食材やスパイスが箱で届きます。レシピに沿って材料を切り、ボウルに入れて混ぜたりフライパンで焼いたりするだけで、とても手軽に色とりどりのグルメな夕食の出来上がり。買い物に出掛けなくて済むのも有難い!
でも、月に150ドルの他、4日分の食費がかかる+残り物が少なくてお弁当に活用出来ない→ランチ代がかかるのはマイナスポイント。また、作る面倒はなくなってもヴィーガン用の製品が高くつき、余計お金が掛かったので数か月してやめました。
パンデミックがきっかけになり野菜宅配サービス開始
今年に入ってから世界的にヤバい事になる予感がしたので、少しずつ食料や必要な日用品の買い置きを始めました。そのお陰で、自粛後暫くは困らなかったけど、新鮮な野菜はその都度買わなければいけないので、家族が安心して美味しい野菜を食べれるようにImperfect Foodsを試してみる事に。
Imperfect Foods
Imperfect Foodsはサンフランシスコ発、食べ物を無駄にしないと言うのをミッションにしている食品のデリバリーサービスです。Imperfect Foodsから送られてくるお野菜や果物は、形が「お店で買うのと違う」とか傷がついている事もあるけれど、新鮮で美味しい!
一番小さなサイズの箱で35ドルです。あちらのセレクションで良ければそれが届きますが、乳製品やヴィーガン、ベーカリー製品やスナック、飲み物など自由自在にカスタマイズ出来るので、自分だけのオリジナルボックスを作るのが楽しみ。毎回セレクションが異なるので、色んな商品が試せます。また、週によってはスキップも出来るので、その点も気に入っています。
今週届いた箱の中身大公開!
先日届いた箱の中身も中々よかったので、こちらでご紹介したいと思います。
ドライマンゴ―は小さく切ってあり使い勝手が良いです。販売するには完熟し過ぎたドライマンゴーと言う事ですが、3ドルちょっととお手頃価格な上に、甘くて濃厚なお味で気に入っています。これを一晩手作りケフィアに浸しておくと、次の朝美味しい朝食になります。
普段グローサリーストアで購入すると高いオーガニックやヴィーガンブランドも、外観のデザイン変更などの理由でImperfect Foodsに出てきます。家にいながら手頃なお値段で品質のよいものが手に入るのは嬉しい限りです。
Dave's Killer Breadは食パンもバンズもいけます!
このブリオッシュのバーガーバンズはとても美味しくてImperfect Foodsで見たら大体買っています。我が家はインポッシブルバーガーと言うヴィーガンバーガーを箱買いしているので、バンズを常備しています。インポッシブルバーガーはレストランやバーガーキングなどで提供されていますが、食べ比べてもお肉と変わらない位の味と食感です。あまり購入出来る所がないけど、最近Imperfect Foodsでも取り扱いはじめて流石です。
ローカルの何件かのお店では、伊藤園のお茶が売っているのですが、普段はコスパ悪すぎて買いませんwこれは結構小さくて2ドルでまだコスパ悪いんだけど、日本のボトルミルクティーが恋しくなってはじめて購入。子供が味見したら飲んでいる間に目を見開く程美味しかったらしく、結局あげてしまいました。次回は奮発して二本買うか・・・
こちらは環境に優しい蜜蠟で出来た再利用可能のラップです。一枚が数か月から1年もつようです。上は今日焼いた食パンの切り口をカバーした写真。
ほのかに甘い香りがして、このラップ食べたら美味しそうwこれで13ドルですが、正規のお値段はもうちょっと高め。
プラスティックでないラップ製品を探していたところだったので買ってみたのですが、慣れたらこちらの方が良さそうな予感。いくつか違うサイズで買い足す予定です。日本のアマゾンでも同じブランドの製品があります。異なるサイズのバラエティ3枚で良いですね!
以下の商品はカスタマイズし忘れた時に入っていたものですが、中々当たりでした!
グルメな人に好まれているスプレッド。保存もきくし便利です。
Imperfect Foodsはシーフードも豊富なので助かります。大量のワカメが30ドル位で売られていた事もw日本では普通の光景だけど、アメリカでは見たことがないです!
お肉や加工肉も質が良くてグローサリーストアで買うよりも良心的なお値段なので、幾つか買って冷凍しておきます。
他にもパスタや豆類、チーズ、ヨーグルト、缶詰など一通り揃っており、健康ブランドを多く取り扱っているので本当に嬉しいサービスです。
日本の野菜宅配サービスも!
オイシックス
最近はコロナの影響で自由に動き回れない為、ご高齢の方や外出を控えた方が良い方も、このようなサービスがあれば、外出せずに栄養があり尚且つ美味しい食事を用意する事が出来ます。利用する価値は大いにあります。
【期間限定発売】渡部健監修kit Oisix入りおためしセット】
塚田農場家飲み便
個人的に気になるのは塚田農場さんの家飲み便!今は外食も気軽に出来ませんが、たまには居酒屋気分も味わいたいと言う願望がお家で叶います。アメリカのミールキットにはない、面白いサービスで魅力的です。
オンラインの飲みに使える背景もダウンロード出来たり、そんなユニークな企画も日本ならではです。
ヨシケイ
ヨシケイさんのミールキットは、4種類から選べ、一食300円とお手軽にはじめらます。離乳食に対応するキットなど、流石日本のサービスは目の付け所が違いますね!
まとめ
コロナの影響で新しい生活スタイルにアジャストしていかなければいけませんが、そんな時に宅配サービスと言うのは積極的に活用すべきだと思っています。他にも、レストランでピックアップやデリバリーのオーダーなど、家にいて美味しい外食メニューを楽しみつつ、レストランのサポートが出来るので、お互いウィンウィンなシチュエーションだなと考えています。
外出が困難な環境の方、小さいお子さんを育てている方、外出を極力控えたい方、色んな状況の方のニーズに応える宅配サービス、中々便利なので是非一度体験してみてください。
ピロリ菌除菌中薬疹が出たの巻
発疹
ピロリ菌除菌については、昨日の投稿に書いたので、お時間のある方はピロリ菌までの経緯を読んでいただけると嬉しいです。
抗生物質を飲み始めて11日目が終わった夜、なんとなく下半身がむず痒い。軽く流すだけのシャワーを浴びて、普段だったらそれで治まるのに、その日はまだ同じ痒さが残っていて、おかしいと思いつつもベッドへ入った。
深夜、背中の痒みで目が覚めた。一向に痒みが止まらずすっかり目が覚めてしまい、鏡を見ると背中と両脇腹に大きな赤い斑点が!盛り上がって大きなミミズ腫れみたい。
こりゃなんだ?肝機能は良かったから肝臓じゃないなあ・・・あ・・・抗生物質??
抗生物質の副作用
グーグルで「抗生物質 副作用 発疹」と調べてみると、出てくる出てくる。死にそうになったって方まで出てきて、副作用➞重篤と言うパターンが頭の中にグルグルしはじめた。パニック発作が起きないよう、痒い中必死に頑張った。
アメリカの処方箋は、人種や体の大きさ関係なく「スタンダードな量」を出されるので皆平等。その「スタンダード」は背が高くガタイの良い筋肉モリモリのお兄ちゃんから、体の小さいアジア人の更年期真っ最中の40代(私)まで皆一緒!そう、処方箋に人種差別はない。そう言うわけで、たまの「あなたは体が小さいから、もし強かったらこの半分でもいいわよ」と言う先生の助言はとても有り難い。
でも、今回の抗生物質に関しては、問答無用。「絶対に飲み切ってね」と薬剤師にも念を押されたし。けれど、4種類の強い薬を多いもので1日4回、14日間も飲むって、はじめから嫌な予感しかなかった。普段薬は飲まない性質なので、体がビックリするに決まってるのが目に見えていたのです。
薬疹について調べていくうちに、「左右対称」と言うのが一つキーワードである事がわかった。鏡で見た脇腹の斑点は綺麗に左右対称だったし、他の箇所もそう。もう薬疹に間違いない。
少し安心したのは、全身には広がっていなかった事。ただひたすら痒くて、朝まで眠れなかった。
アレルギーが出る人は、薬をはじめて割と直ぐな人が多いのですが、私のように10日以上経ってから、或いは薬のコースが終わってからと言う人もいるようです。
夜だけ出る薬疹
次の朝、あれだけ痒かった背中も脇腹も、痒みも赤味もきれいさっぱり消えていた。たまに背中に痒みを感じる程度で、いつものように薬を服用してもまるで問題がなく一日が過ぎた。
てっきりもう大丈夫かと思って、安心して寝ようと横になった途端、背中からジワジワ痒くなってきて血の気が引いた。前の晩より確実に悪化してるように思えてガッカリ!
脇腹に昨夜の倍はあるであろう斑点は急速に広がっていく。太ももの付け根がミミズ腫れのようになり、背中も酷い。辛うじて全身には出なかったが、兎に角痒い!夫がビックリして「ナースに電話してみよう」と深夜過ぎていたけれど電話してくれた。
ナースとの会話
アメリカの健康保険会社は、病院を探してくれたり医師を紹介してくれる他にも、24時間体制のナースラインもあるので、病院へ行く前に電話でアドバイスしてくれる。
いつも感心するのは、深夜遅い時であっても、ナースが冷静に適格にかつフレンドリーに答えてくれること。こちらも落ち着いて状況を説明することが出来る。一つ一つ質問に答えていきながらナースの話を聞いていると、そう慌てる事もなさそうだ。副作用➞重篤とすっかり思考回路が固まっていたけど、それが緩んでくるのがわかった。ふむふむ、ステロイド系の痒み止めクリームはぬらないように?さっきちょっとぬっちまったーー。時すでに遅し。これは覚えておこう。
深夜2時を回り、痒いけど体力も消耗して眠くなってきたその時、ナースから「冷水シャワー」のアドバイスが永遠と聞こえてきた。こんな痒くて眠い時に冷水シャワーは普通に無理w ちなみに「オートミール風呂」も痒みを抑えるのには良いらしい。今からはもう体力がなくてどちらも出来ないけど、アイスパッドならあるから、タオルにくるんでベッドに持って行ける。患部に当てると良いらしい。夫は、ありったけのアイスパッドを持ってきてくれた。
症状は治まっていないけれども、疲れ果てて瞼がおちてきた。冷やしていたら、感覚が麻痺して痒みを感じなくなる。これは薬よりも効くし気持ち良い。このままこれを背中にしいて寝たら寝冷えしそうだから、眠りそうな所ギリギリで全部床に置いて目を閉じた。
朝方、一瞬目が覚めるとパジャマから絞れる程の寝汗でびっしょりだった。あまりに疲れていて、着替えてから直ぐにまた眠りについた。
また病院へ行く
朝目が覚めると、痒みは消えていた。寝汗と一緒に流れてしまって、気分爽快だった。
前の晩は確実に薬疹が酷くなっていたし、今日も薬を飲んだら、今度は絶対にもっと酷いのがくる。病院へ電話したら、直ぐに予約を入れる事が出来た。
私が住んでいる地域では、コロナ感染者が爆増している。そんな中行きたくない場所の一つは「病院」。けど、仕方ない。
車を走らせて20分位で病院へ着くとチェックインを済ませ、待合室の椅子に座る。隣同士にならないよう三人掛けの真ん中には張り紙が貼ってあったり、コロナ感染予防のポスターがあったり、一体世の中はどうなってしまったのかと、そう言う光景を見る度に絶望感が湧いてくる。患者が重ならないよう配慮しているのか、待合室には今日も私一人。こんな閑散としたクリニックだけど、コロナ前はいつも人が沢山いた。確実に新しい生活に切り替わりはじめている。前の「普通」にサヨナラ言えてないな、とふと淋しくなった。
ナースによる血圧と体温のチェックが終わると、やがて先生が入って来た。背中を見せると一か所だけ小さい斑点が残っており、「ああ、ほんとだ。アレルギーね。」と納得していた。
「もう10日は飲んだわよね?」
「はい、今日で12日目かな。」
「10日飲んだんだったら今日からやめてOK。その代わり、抗ヒスタミンで痒みをおさえましょう。」
あっけなくて目が点になったけど、もうこれ以上抗生物質は飲みたくないと心身共に疲れていたので、じわじわと嬉しさがこみあげてきた。最初から10日にしてもらえば良かったw今度もし抗生物質を飲まなければいけない時は、先生に短くしてもらえるかはじめに聞いてみよう。1週間でも辛いのに、抗生物質アメリカレベルの強さで14日は無理!体が持たない!!
まとめ
湿疹は1週間位続く事があると幾つかの資料で読みましたが、有難い事にあれ以来湿疹は出ていません。
生まれてはじめての薬疹、パニック持ちの私には少々きつかったのですが、状況を把握していくうちに安心することが出来ました。
- 薬疹が出たら、必ず医者に連絡する。
- 発熱がある場合は救急医療に行った方が良いです。
- 発疹が出ている時、アイスパッドで冷やすと痒みがおさまる。
- アイスパッドが出来ない時などは、ステロイド系の塗り薬ではなく、抗ヒスタミン薬を飲むと痒みがおさえられる。
- 二種類以上の薬を飲んでいる際に薬疹が出た場合、どの薬に反応したのか必ず見つける。その薬はもう飲めないので、処方されないよう、お薬を出される時は先生に必ず伝える。
この情報がどなたかのお役に立てますように。
皆さんも、お薬は十分注意して服用してくださいね!
ピロリ菌除菌中
不調が続く
夏休みに入ってから三週間の間、右脇上の微妙な所に熱を持っている違和感に気付きました。横になっていると特に凄く主張してくる感があり、場所からして胆嚢だと思っていたのです。それは背中の上の方に移動したり、はたまた右腰の方に移動したり、掴みどころがないのです。
肝臓は沈黙の臓器だし痛くないはずだけど・・・そんな事を思いながら鍼の先生に相談すると、聞いた感じ胆嚢の位置だね、と言われました。
この鍼の先生はまるで占い師かマジシャンのようなお方で、脈診だけで痛いところも痛かったところも調子が悪いところも悪かったところも全部言い当てる。鍼を打たれると正直痛いけど、痛みや不調が一回で治るから本当に心強い。30代半ばであろう若いアメリカ人男性なのだけど、宇宙人か、はたまた悟りを開いた仙人のようなオーラがある。その話はまたいつか。
彼曰く、特に急な対応が必要なものではなさそうと言う事。胆嚢は、中医学的には「何か重要な決断を強いられているけれども、中々踏み出せないって時に症状が出るけど、何かあった?」と言うことでしたが、はい、ありました。
ついに爆発!
この不調のはじまりは、ここ3、4年で完全アルコール依存になった夫が訳の分からない言動で、私と幼い息子に当たり散らすのに疲れ果て、アメリカと日本の家族皆んなに宛ててメールで「もう無理!」と今まであったことを全部暴露した後だった。
世間は丁度BLMのプロテストで大変なことになっており、私はそんなマイノリティーの叫びに感化され「なめんなよ!」と怒りを爆発させ消耗し切った後の体の異変だったのである。
この数年間、アメリカの家族にはヘルプを求め続けたが、いつもなあなあで終わり。責任を持つのは嫌だと独身でいることを選んだもう一人の困った依存症の義兄、彼と夫に物申そうとすれば二人で威圧してくるので、私を含め、家族の誰も怖くて何も言えないのです。
けれども、今回は覚悟が違う。万が一離婚で裁判になった時、ここまで訴えなければいけなかったと言うエビデンスとして残るメリットがある。また日本の家族にも、夫と怖い義兄にも宛てた。これで何も変わらなければ、長年のアメリカ生活に終止符を打ち、子供を連れて日本へ帰ることを心に決めて、最後の手段としてメールを出した。それはもう、背中から怒りの炎がメラメラと燃えたぎる思いで、2、3日慎重に考え、何回も読み返しながら書き上げた。ぶっちゃけ、院生の頃書いた論文より頑張ったw
思えば、四年前に患ったパニック障害をはじめ数々の精神障害に関するあらゆる症状は、病院へ行くたびに「過度のストレス」と診断され、夫のUnreasonableな私に対する言動への内に籠る怒りが蓄積されたのに他ならない。勿論、私が40代に入って更年期に差し掛かったそのせいもあるけれど、彼の振る舞いがああでなければ、もう少し楽に生きてこられたのは間違いない。体に積りに積もった辛く悲しい感情が、ついに内臓を壊しはじめたかもしれない。正直焦るし、だとしたら本当に悔しい。
あらゆる検査をする
鍼治療を受けて、鈍痛のような熱いような感覚はなくなったけれども、念の為に病院へ行くことにした。病院でしたのは、血液検査、検便によるピロリ菌検査、そして超音波。
血液検査は今回もすこぶる健康。ありがたいことに、どんなに調子が悪くて病院へ行っても、血液検査だけは「こんなに良い数値殆ど見たことない!すごくいい!」と誉められる。私の血液は、こうしていつも頑張ってくれている。ありがとう。
超音波は時間がかかった。やっぱり何か悪いところがあるんだと察した。胆石?胆嚢?実は、肝臓に血の塊があるらしい。所謂血管腫の疑い。専門医曰く「問題ないもの」らしいけど、正直怖い。その反面、胆嚢はすこぶる健康と太鼓判を押され、一体あの熱さはどこから来ていたのであろうか・・・?
数ヶ月前まで心因性嘔吐の症状に悩まされ、朝起きた途端に7時間くらい吐き続けるなんの罰ゲームか分からないような症状があったし、GERD(逆流性食道炎)もあると話したら、念の為MRIと胃カメラをすることになった。
検便では、ピロリ菌陽性。数年前は陰性だったのにがっかり。そういう訳で、先週から薬漬けです。アメリカでピロリ菌の除菌をすると長くて疲れます。十日された方もどこかのブログで読んだし、私は二週間掛かります。普段は薬は絶対に飲まない私だけど、今回ばかりは仕方がない・・・。
抗生物質は嫌だけど、確かに少し胃は軽くなった。たまに朝起きる時に悪心があるけど、前よりも消化しやすくなっている気がする。年齢のせいで消化器系弱いなと思っていたのは、もしかしてピロリ菌の仕業だったのではないかな?そう思えば、今回薬が嫌でも治療をして良かった。
私はパニック障害があり、特に薬を飲むとどんなものでも副作用が心配で、飲んだ途端に動悸がして体が硬直してしまうし、下手したらパニック発作が出てしまう。一度「動悸を抑える薬」を処方されたけど、低くなりすぎてパニックに💦。元々薬は余程の事がない限り飲まないので、こんなに大量の薬を14日間も続けるなんてお、本当は心の底から不安で不安で仕方がない。私は体が小さく、アメリカの処方箋だと強すぎるのでそれも怖い理由の一つ。
お薬を飲んで変わって来たこと
消化が良くなった
胃の消化機能が元に戻ってきたような気がする。一週間前まで超絶真っ白苔だらけだった私の舌は、少しピンク色に染まってきたし、薬を終える頃にはまた良くなっているのでは?と淡い期待を抱いています。
お腹が緩い
ありがちな下痢の副作用はないけれど、確かに少々緩くなった。毎食食べると催すので、外にいる時(例えば公園でピクニックとか)は心配。
湿疹
夜中に目が覚めて、首から痒いのが広がるのです。昨日は今までで最悪で、痒くて二時間掻きまくってしまった。先日受けた肝機能の検査では問題なかったので、肝臓が悪いわけではない。すると、生理周期のホルモンのいたずらか、寝汗による汗疹か、薬による副作用。副作用ブログを幾つか読ませていただいたけれども、薬疹があった方と少し似ている。目も腫れた。けれども、背中とお腹だけだったし、朝になると痒みも湿疹もひくので、ちょっと理解に困る。
注:実は薬疹でした。まとめた記事は↓です。
つづく・・・
MRIと胃カメラは来週の今日。先生はとっても優しいインド人の初老の先生で安心した。そんな患者の不安に寄り添って下さる先生が「パニックがあっても安心して。胃カメラは眠っている時に直ぐに終わるから。」と仰ってくれた。でも先生、その麻酔が怖いんです私w
麻酔をかけられて眠るまで、全神経が尖って眠れないように体が反応するかも知れない。それでもっと麻酔薬を投与されて体がおかしくなるかもとか、もしかしてめっちゃくちゃ動悸が起こって麻酔かけられないかもとか、途中で起きちゃったらめちゃ嫌だとか、ネガティブ妄想でパニックになりそう。
けど、意識あるまま胃カメラ入れたらそれも怖いよね?局部麻酔はもっと嫌だし、ああ!!と今からちょっとドキドキしてます涙。
パニックがなかった頃に戻りたい。今日も精一杯生きてきます。