アメリカ発:Que Será, Será

Whatever Will Be, Will Be. 人生なるようになる。これでいいのだ。

ピロリ菌除菌中

 

不調が続く

夏休みに入ってから三週間の間、右脇上の微妙な所に熱を持っている違和感に気付きました。横になっていると特に凄く主張してくる感があり、場所からして胆嚢だと思っていたのです。それは背中の上の方に移動したり、はたまた右腰の方に移動したり、掴みどころがないのです。

 

肝臓は沈黙の臓器だし痛くないはずだけど・・・そんな事を思いながら鍼の先生に相談すると、聞いた感じ胆嚢の位置だね、と言われました。

 

この鍼の先生はまるで占い師かマジシャンのようなお方で、脈診だけで痛いところも痛かったところも調子が悪いところも悪かったところも全部言い当てる。鍼を打たれると正直痛いけど、痛みや不調が一回で治るから本当に心強い。30代半ばであろう若いアメリカ人男性なのだけど、宇宙人か、はたまた悟りを開いた仙人のようなオーラがある。その話はまたいつか。

 

彼曰く、特に急な対応が必要なものではなさそうと言う事。胆嚢は、中医学的には「何か重要な決断を強いられているけれども、中々踏み出せないって時に症状が出るけど、何かあった?」と言うことでしたが、はい、ありました。

 

ついに爆発!

この不調のはじまりは、ここ3、4年で完全アルコール依存になった夫が訳の分からない言動で、私と幼い息子に当たり散らすのに疲れ果て、アメリカと日本の家族皆んなに宛ててメールで「もう無理!」と今まであったことを全部暴露した後だった。

 

世間は丁度BLMのプロテストで大変なことになっており、私はそんなマイノリティーの叫びに感化され「なめんなよ!」と怒りを爆発させ消耗し切った後の体の異変だったのである。

 

この数年間、アメリカの家族にはヘルプを求め続けたが、いつもなあなあで終わり。責任を持つのは嫌だと独身でいることを選んだもう一人の困った依存症の義兄、彼と夫に物申そうとすれば二人で威圧してくるので、私を含め、家族の誰も怖くて何も言えないのです。

 

けれども、今回は覚悟が違う。万が一離婚で裁判になった時、ここまで訴えなければいけなかったと言うエビデンスとして残るメリットがある。また日本の家族にも、夫と怖い義兄にも宛てた。これで何も変わらなければ、長年のアメリカ生活に終止符を打ち、子供を連れて日本へ帰ることを心に決めて、最後の手段としてメールを出した。それはもう、背中から怒りの炎がメラメラと燃えたぎる思いで、2、3日慎重に考え、何回も読み返しながら書き上げた。ぶっちゃけ、院生の頃書いた論文より頑張ったw

 

思えば、四年前に患ったパニック障害をはじめ数々の精神障害に関するあらゆる症状は、病院へ行くたびに「過度のストレス」と診断され、夫のUnreasonableな私に対する言動への内に籠る怒りが蓄積されたのに他ならない。勿論、私が40代に入って更年期に差し掛かったそのせいもあるけれど、彼の振る舞いがああでなければ、もう少し楽に生きてこられたのは間違いない。体に積りに積もった辛く悲しい感情が、ついに内臓を壊しはじめたかもしれない。正直焦るし、だとしたら本当に悔しい。

 

あらゆる検査をする

 

鍼治療を受けて、鈍痛のような熱いような感覚はなくなったけれども、念の為に病院へ行くことにした。病院でしたのは、血液検査、検便によるピロリ菌検査、そして超音波。

 

血液検査は今回もすこぶる健康。ありがたいことに、どんなに調子が悪くて病院へ行っても、血液検査だけは「こんなに良い数値殆ど見たことない!すごくいい!」と誉められる。私の血液は、こうしていつも頑張ってくれている。ありがとう。

 

超音波は時間がかかった。やっぱり何か悪いところがあるんだと察した。胆石?胆嚢?実は、肝臓に血の塊があるらしい。所謂血管腫の疑い。専門医曰く「問題ないもの」らしいけど、正直怖い。その反面、胆嚢はすこぶる健康と太鼓判を押され、一体あの熱さはどこから来ていたのであろうか・・・?

 

数ヶ月前まで心因性嘔吐の症状に悩まされ、朝起きた途端に7時間くらい吐き続けるなんの罰ゲームか分からないような症状があったし、GERD(逆流性食道炎)もあると話したら、念の為MRIと胃カメラをすることになった。

 

検便では、ピロリ菌陽性。数年前は陰性だったのにがっかり。そういう訳で、先週から薬漬けです。アメリカでピロリ菌の除菌をすると長くて疲れます。十日された方もどこかのブログで読んだし、私は二週間掛かります。普段は薬は絶対に飲まない私だけど、今回ばかりは仕方がない・・・。

 

抗生物質は嫌だけど、確かに少し胃は軽くなった。たまに朝起きる時に悪心があるけど、前よりも消化しやすくなっている気がする。年齢のせいで消化器系弱いなと思っていたのは、もしかしてピロリ菌の仕業だったのではないかな?そう思えば、今回薬が嫌でも治療をして良かった。

 

私はパニック障害があり、特に薬を飲むとどんなものでも副作用が心配で、飲んだ途端に動悸がして体が硬直してしまうし、下手したらパニック発作が出てしまう。一度「動悸を抑える薬」を処方されたけど、低くなりすぎてパニックに💦。元々薬は余程の事がない限り飲まないので、こんなに大量の薬を14日間も続けるなんてお、本当は心の底から不安で不安で仕方がない。私は体が小さく、アメリカの処方箋だと強すぎるのでそれも怖い理由の一つ。

 

お薬を飲んで変わって来たこと

消化が良くなった

胃の消化機能が元に戻ってきたような気がする。一週間前まで超絶真っ白苔だらけだった私の舌は、少しピンク色に染まってきたし、薬を終える頃にはまた良くなっているのでは?と淡い期待を抱いています。

お腹が緩い

ありがちな下痢の副作用はないけれど、確かに少々緩くなった。毎食食べると催すので、外にいる時(例えば公園でピクニックとか)は心配。

湿疹

夜中に目が覚めて、首から痒いのが広がるのです。昨日は今までで最悪で、痒くて二時間掻きまくってしまった。先日受けた肝機能の検査では問題なかったので、肝臓が悪いわけではない。すると、生理周期のホルモンのいたずらか、寝汗による汗疹か、薬による副作用。副作用ブログを幾つか読ませていただいたけれども、薬疹があった方と少し似ている。目も腫れた。けれども、背中とお腹だけだったし、朝になると痒みも湿疹もひくので、ちょっと理解に困る。

注:実は薬疹でした。まとめた記事は↓です。

spacetripleone.hatenablog.com

 

つづく・・・

MRIと胃カメラは来週の今日。先生はとっても優しいインド人の初老の先生で安心した。そんな患者の不安に寄り添って下さる先生が「パニックがあっても安心して。胃カメラは眠っている時に直ぐに終わるから。」と仰ってくれた。でも先生、その麻酔が怖いんです私w

 

麻酔をかけられて眠るまで、全神経が尖って眠れないように体が反応するかも知れない。それでもっと麻酔薬を投与されて体がおかしくなるかもとか、もしかしてめっちゃくちゃ動悸が起こって麻酔かけられないかもとか、途中で起きちゃったらめちゃ嫌だとか、ネガティブ妄想でパニックになりそう。

 

けど、意識あるまま胃カメラ入れたらそれも怖いよね?局部麻酔はもっと嫌だし、ああ!!と今からちょっとドキドキしてます涙。

 

パニックがなかった頃に戻りたい。今日も精一杯生きてきます。